発生事象
・読者の「お名前」が、異なる読者の「お名前」で上書きされる
・ラベル情報が上書きされる/他の読者と連動している
・異なる読者のLINE友だち情報が紐づいている
・運営スタッフのLINE友だち情報がお客様の読者情報に紐づいている
など
原因①:UTAGEの配信経由で届いたURLを利用/第三者へ共有
UTAGEの配信(メール・LINE)を経由して届くURLは、
計測やシナリオ読者の個人判定のため、読者個々にユニークなURLに変換されています。
ーーー
・URLの末尾に「?rid=xxxxx」というパラメータが付与されている
・URLが「https://utlink.jp/~~~」という形式になっている
ーーー
上記の形式のユニークなURLは、
各配信での利用、SNSや外部サイト掲載、チャット等での共有をしないでください。
ユニークなURLを第三者が利用して登録・申込みが行われたり、
第三者のユニークなURLを開くことでブラウザに異なる読者の情報が保存されてしまい、
別個人が同一個人として判定され読者情報の紐付きが発生します。
全シナリオ共通読者項目の「お名前」「ラベル」が上書きされるだけでなく、
LINEの友だち情報(LINE名など)も上書きや紐付きが発生する可能性があります。
ファネルページ・登録フォーム・LINE登録ページ・イベント申込フォームなどを案内する場合は
・利用するURLに「?rid=xxxxx」が付与されていないか
・「https://utlink.jp/~~~」の形式になっていないか
を、必ずご確認ください。
■NGな運用
・シナリオから配信されたメールに記載されているURLをコピーして利用
・シナリオから配信されたLINEに記載の「https://utlink.jp/~~~」をコピーして利用
・ファネルにてメールアドレス登録後のサンクスページとして表示されたLINE登録ページのURLを流用
■よくあるミス
運営側でテスト登録していたLINE上から「https://utlink.jp/~~~」をコピーして
配信に利用、SNS等で利用、チャット等で第三者へ共有して
お客様の申込情報や登録情報に運営スタッフのLINEが紐付いてしまう。
■読者側での共有
読者側で友人や知り合い等の第三者へ共有された場合にも本事象が発生します。
読者側でURLをシェアする可能性が考えられる/シェアして欲しいというケースでは、
該当URLを短縮URLサービス等で短縮リンクに変換後、
本来のURLとは別に「共有用のURL」として別途ご用意/ご案内してください。
原因②:誤ったLINE登録QRコード画像の利用
原因①と同様に、「?rid=xxxxx」が付与されたQRコード画像を利用していると
別個人が同一個人として判定され読者情報の紐付きが発生します。
QRコードが表示されたブラウザのURLには「?rid=xxxxx」が含まれていなくても、
QRコード画像をスマホで読み込んだ画面遷移先のURLに
「?rid=xxxxx」が含まれている場合があります。
■NGな運用(QRコード画像URLに「rid」の情報が含まれてしまうケース)
・ファネルのメールアドレス登録後のサンクスページで表示される「LINE友だち追加QRコード画像」をスクリーンショットやダウンロードして画像を流用している
・UTAGE管理画面から「LINE登録ページ」をクリック後に表示されるQRコード画像を、Zoom等で画面共有した/ダウンロードして流用している
・ファネルの「画像」要素を利用してQRコード画像を設置しているが、そのQRコード画像内に「?rid=xxxxx」が含まれてしまっている
※ファネル内でQRコードを利用したい場合には【LINE 友だち追加QRコード】要素をご利用ください。
ページ要素【LINE友だち追加QRコード】
※下記の関連マニュアルもあわせてご確認ください。
LINEの友達を増やすリンクとQRコードはどこから取得できますか?(使用方法/注意点)
※LINE登録用のQRコード画像をダウンロードして
利用(冊子へ掲載、SNSや外部サイト掲載など)する場合には、
必ずQRコードに「?rid=xxxxx」が含まれていないかを確認をしてください。
以下のサイトで、QRコードにridが含まれていないか確認できます。
▼外部サイト:QRコード読み取り(QR Code Reader)
https://tool-taro.com/qr_code_decode/
原因③:同一端末、IPアドレスからの読者追加(代理登録/代理予約)
読者がフォーム入力・送信をせずに、運営側が代理で読者登録/代理予約を行った場合は
スタッフの端末情報やIPアドレスが参照されてしまうため、
代理で登録した読者の情報と、操作した運営スタッフの読者情報が紐づいてしまいます。
紐付きを発生させずに代理登録を行う方法はそれぞれ下記のとおりです。
■シナリオへの読者登録をスタッフが代理で行う場合
必ず、該当シナリオ > 読者一覧 > 「+追加」から手動登録にてご対応ください。
登録フォームからの送信では、紐付きが発生してしまいます。
読者を手動で追加する方法
■イベントの申込みをスタッフが代理で行う場合
※代理予約はUTAGEでは非推奨としております。
可能な限り、お客様操作でイベント申し込みを行って頂くようご案内ください。
①「セミナー・説明会」タイプ
申込フォームからの代理予約は紐付きが発生してしまいます。
必ず、イベント・予約 > イベント名 > 申込者 > 「+追加」から手動登録にてご対応ください。
※関連:イベント・予約機能の「申込者」画面から手動追加後、登録直後のステップ配信が配信されません
②「個別相談・個別予約」タイプ
申込フォームからの代理予約となるため注意が必要です。
必ず下記マニュアルサイトをご参照のうえ、ご対応ください。
イベント・予約機能(個別相談・個別予約)で申込フォームから代理予約をする方法
原因④:読者項目「メールアドレス(キー:mail)」を書き換えて利用している
該当シナリオ > 登録フォーム・読者項目 にて、
デフォルトで用意されている「メールアドレス(キー:mail)」を
アンケート項目やラジオボラン等へ書き換えて利用してしまうと、
同じ回答内容の読者同士が紐付いてしまいます。
デフォルトで用意されている「メールアドレス(キー:mail)」は
絶対に書き換えたりアンケート項目等に利用しないでください。
アンケート項目は、「項目追加」ボタンより
別途フリー項目として追加してご利用ください。
原因⑤:テスト登録で名前が上書きされてしまう
テスト登録などを行う際、メールアドレスを変えて登録しても同一個人として認識される場合があります。
解消するためには、アカウント基本設定 > メールアドレス登録時の同一個人の判定を
【端末情報+メールアドレス】から【メールアドレス】へ変更してご対応ください。
※関連:メール・LINE配信機能とは?>配信アカウントの編集方法
対処方法:上書きされたお名前を解消する方法(イベント予約時以外)
ーーー
※下記の方法は、イベント予約時以外のケースで対応可能です。
イベント予約(リマインダ配信で紐付きが発生している)の場合、
イベント予約に関する内部データの手動登録ができないため
「%event_info%」の置き換え文字が正常に動作いたしません。
リマインダ配信で紐付きが発生している場合は、
お問い合わせフォームよりご連絡ください。
ーーー
■例
本体は以下が正しい情報だが、
○ Aさん:abc@gmail.com
○ Bさん:xyg@gmail.com
Aさんのお名前がBさんに置き換わってしまった場合
× Bさん:abc@gmail.com
○ Bさん:xyg@gmail.com
Step1:シナリオ設定で「メールアドレス登録時の同一個人の判定」を【メールアドレス】へ変更する
メール・LINE配信 > アカウント名選択 > シナリオ名選択 > シナリオ設定
の画面にて、「メールアドレス登録時の同一個人の判定」を「メールアドレス」に変更してください。
Step2:問題が発生している方のメールアドレスの変更
メール・LINE配信 > アカウント名選択 > シナリオ名選択 > 該当読者のメールアドレスを検索し
Aさんの読者一覧からabc@gmail.comのメールアドレスを
(存在しない)まったく違うメールアドレスへ変更してください。(dfg@gmail.comなど)
※こうすることで、今後、本来のメールアドレスから申込みが発生した場合に
お名前やLINE情報の紐付けを防止することが可能となります。
(この後のStep4で配信解除します)
Step3:読者追加から本来のメールアドレスを追加
メール・LINE配信 > アカウント名選択 > シナリオ名選択 > 読者一覧 > 【追加】ボタン
から、新規でAさん:abc@gmail.comを追加してください。
※シナリオ登録フォームやファネルページ経由、イベント申し込みページ経由で
読者追加しないようお気をつけください。
Step4:Step2で変更したメールアドレス登録データを配信解除
まったく違うメールアドレスへ変更したdfg@gmail.comの読者を配信解除または削除してください。